アマリリスの種蒔
 アマリリスは、普通球根で増やしますが、なかなか分球せず、増やすのに時間がかかります。特殊な方法を使わなければ、3年で2倍ほどしか増えません。種を蒔けば、3年ほどで花が咲く球根になるので、3年で30倍くらいにすることができます。大輪の品種は、ホームセンターに行けば売ってあるし、アマリリスは球根が大きいので、送料が高く付きます。ネットで販売するには、小さな球根でも花が咲き、ホームセンターに売ってないようなオリジナル品種を作るしかありません。また、種を播いて花を咲かせるのは、どんな花が咲くか分からないので開花時期はわくわくします。そこで、2012年6月に初めて種を蒔きました。
 交配  自然な状態でも種はできますが、交配をすれば、種ができる可能性が高くなります。アマリリスの花は、開花はじめに雄しべが先に成熟し花粉ができます。開花4日後くらいに雌しべが成熟します。
交配は、花粉を、雌しべの柱頭に付けるだけです。花が大きいので交配は容易です。
品種によっては、交配しても種ができない品種がありますので、数種類の花と交配した方が、種ができる確率が高くなります。
大輪の品種は、比較的簡単に種ができますが、中輪の品種はなかなか種ができません。3倍体の品種が多いのではなかろうかと思います。
 種まき   

種の収穫の適期の鞘
  花が咲いて1ヶ月くらいすれば、鞘が黄色くなってきます。鞘が開いて種が風で飛んでいく前に採取します。アマリリスの種は、薄い膜に包まれていて風で飛びやすい構造になっています。一鞘に50個ほどの種が入っています。
種を採取したら、すぐに種を蒔いても良いのですが、保存する場合には、日陰で1週間ほど乾燥させます。
温度さえあれば、年中種を蒔くことはできますが、7月くらいまでに蒔く方が後の管理が楽です。

6月26日種まき
私は、ボラ土1 鹿沼土1 樹皮堆肥1 の用土を使っていますが、水はけが良く、雑菌が少ない用土なら、他の配合でも結構です。関東地方なら赤玉土でも良いでしょう。草木灰を少量とマグアンプKを混ぜておきます。種を蒔いたら、たっぷり水をかけ、雨の当たらない日陰に置きます。1〜2週間くらいで芽が出ていますので、芽が出始めたら日向に置きます。 
 
7月28日
 種を蒔いて1ヶ月後の状態。
球根用の化成肥料を追肥として、20gほどやります。
後は、9月に1回追肥します

2012年10月9日
 冬の間は、できれば霜の当たらない場所に置く方が無難です。
佐賀県の平野部では、普通の品種は、戸外置いていても、葉は枯れますが、球根までは枯れません。
少しでも早く生育させるには、フレームなどに入れて冬でも2週間に1回くらいは、潅水すれば、春の生育が早くなります。

2013年5月5日
 密植しすぎていたので、植え替え。
冬は、霜の当たらない場所に置いていたので葉が枯れなかった。
このくらいの大きさになれば植え替えることができます。
密植している場合には、4月下旬から5月上旬に植え替えるほうが無難です。

2013年7月1日
種蒔後、約1年
植え替えなかった株。このプランターに40球ほど植わっている。
プランターが見えないくらい大きくなりました。
2ヶ月に1回ほど燐酸分の多い化成肥料を30gほど与えています。
 
 2013年9月27日
直射日光が当たる場所に置いていたので葉焼けを起こしていますが生育は順調です。
球根の大きさが直径3cmほどになりました。この小さなプランターに40球植わっているので、植え替え。4月に植え替えるのが一番良いですが、今の時期なら十分に根が張るでしょう。
標準的な60cmプランターに10球ほど植えつけました。小輪の品種なら植え替えないで花が咲くでしょうが、大輪の品種は、もう1回植え替えないと開花しないかもしれません。

密植していたこともあり、植え付け直後はぐったりしていますが、1週間くらいで元気になりました。
 花壇に植える場合には、15~20cm間隔で植えつけます。
 1年でこれだけ大きくなります。
下が今年、蒔いた苗、上が1年後。
 密植えしていない苗は、球根の直径が4cmくらいになっていました。
この調子で大きくなれば、3年で開花球になると思います。
2013年10月13日撮影
 なんと、丸2年で花が咲きました。
たった1株だけですが、生育が良ければ、2年で花が咲くということは、3年すれば、8-9割の球根の花が咲くと思われます。来年の春が楽しみです。
 丸3年で約8割の株で花が咲きます。60cmの標準的なプランターに植えた球根です。レッドライオン×フェアリーテールです。この株には、1茎に6輪花が咲く株や、1球から3本花が咲く品種がありました。


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