盆栽の置き場所                                      なおの趣味の園芸
 理想的には、朝日から午後4時くらいまで日光が当たる場所に、50〜90cmの高さに棚を作ります。棚板は、木材の板の方が鉢をいためないし、夏場高温になりにくいので良いのですが、価格も高いし、腐れるのも早いものです。木材の板に、防腐剤を塗る場合は、盆栽に悪い影響を与えるものもあるので、防腐剤を塗って1日以上おいてから盆栽を乗せた方が良いでしょう。私は、ブロックを3段積その上に30cm×180cmのコンクリート製の盆栽棚を載せています。最良の棚場ではないですが、価格も安く、耐久性もあります。小さい盆栽ほど高い棚に置いた方が管理がしやすいでしょう。よく雛壇になった3段棚を売ってありますが、1番上の棚には手が届きにくく管理がしにくいのでやめたほうが良いでしょう。棚の下はコンクリートすると、雑草が生えず管理は楽ですが、真夏は照返しが強くかなり高温になるので暑さに弱い樹種は注意します。
棚と棚の間隔は、潅水や植替えのための鉢の移動など出来るように十分間隔をあけます。また、鉢と鉢の間隔も最低でも葉が触れ合わない程度はあけます。通風が悪くなるとうどん粉病などが発生しやすくなるので、農薬を撒くよりまず環境をよくしましょう。
 日当たりによる分類
1日中日が当たる場所
 黒松・赤松・錦松などの松栢類 百日紅 ざくろ
7から8月の真夏のみ遮光
 花物・実物盆栽。 松柏類でも樹勢が弱っているもの 
  
冬を除いて遮光するもの
姫シャラ・夏椿・ぶな・石楠花など暑さに弱いもの・・・夏が涼しいところは、真夏を除て遮光する必要はない。
私の盆栽置き場の様子bonnsaiokiba3.jpg (51698 バイト)
 

冬の管理
寒さに弱い樹種や、紅葉物など枝先の細いものは、寒さで枝や芽を痛める可能性があるので、霜が当たらない軒下などに入れて保護をします。ただ、加温された室内に入れるのは禁物です。また、ビニルのフレームなどは、日中は、蒸れてかなり気温が上がりますので帰って盆栽を痛めることになります。ビニルのフレームに入れるとき日中は、換気窓を大きく開けておくようにしましょう。また、寒さのために潅水が億劫になります。水不足で痛めないように晴天の日は1週間に1回くらい潅水をしましょう。

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