たわごと   盆栽                             なおの趣味の園芸

私が盆栽に興味を持ったのは中学生ぐらいからです。中学2年の時に坂田種苗(サカタのタネ)からケヤキと一才百日紅あすかの種子を購入し蒔いたのが、始まりです。今も私の棚にありますが、基本が分かっていなかったので見られたものではありませんが・・・・・中学校の職員室の日除けに植えてあった藤の種蒔いたのがあります。26年なるのにまだ花が咲きません。

高校の時は、「趣味が盆栽だ」と言ったら冗談を言っていると思って信じてもらえなかったこともありました。

盆栽と言えば年寄りの趣味だと一般的に思われていますが、盆栽は長い年月をかけて育てるものです。樹種にもよりますが、小品盆栽でも早くて10年、中型になると30年くらい経たなければ盆栽はできません。どこまでが鉢植えでどこからが盆栽かという区分は人によって違うと思いますが・・・

盆栽を趣味にする人には大きく分けて2つに分かれると思います。
一つは、盆栽を育てるのが好きな人。
もう一つは、盆栽を見るのが好きな人。自分ではほとんど世話をせず、盆栽園などに手入れを任せている人です。そういう人がいなければプロは成り立たないでしょうが、そういう人は、ただ盆栽を所有しているだけで、盆栽が趣味だとは、いえないと思います。
また、この盆栽は、有名な盆栽作家が改作をしたのもだから価値が2倍になったなど自慢する人がいます。確かに価値が上がるかもしれません。しかし、私にとって盆栽は、自分の作品です。アドバイスを受けるのは良いけれど、手を入れられたら自分の作品でなくなります。

自分で種を蒔きや挿し木をしたものから育て上げ盆栽にしたのが本当の意味で、自分の盆栽だと思っています。完成した盆栽を買った場合、法律的には自分のものでも、精神的に自分のものだととはいえません。それに完成した盆栽は樹形を維持するだけで全く面白みがありません。盆栽を買う場合は、新木や枝があまりできていない素材を買って自分で作りあげるのが一番楽しいのではないでしょうか。
後、20年くらいしたら自分が種を播いて育てた盆栽展でもひらいてみたいものです。