無菌箱の作成 
 20年ほど前に鷺草の無菌播種をしたことがあったが、カビの発生率が高く、3年ほどで、開花を確認した後は、本業が忙しいこともあって断念していた。
2014年7月、数年前から蘭の栽培の熱も冷めて、寒蘭や風蘭は、壊滅状態だったが、このままではかわいそうだと風蘭を植え替えてから、蘭栽培のスイッチが入ってしまった。 
ヤフオクで風蘭を探していたら、クリーンベンチの中古品が出品されていた。クリーンベンチがあれば、蘭の無菌播種でカビが生える率がかなり下がるに違いない。
ネットでクリーンベンチで検索すると、安いものでも12万円くらいする。細菌を培養するわけではないので、もっと安いものがないだろうかと、無菌箱で検索すると、3万円ほどの簡易なボックス状の商品があった。スチールの枠にビニルを張った簡単なものだった。これなら自作した方が早いのではないか思ってホームページをみていたら、無菌箱を自作している人のページがあった。
家には、使っていない室内温室があった。ガラスの隙間をシールして
ガラスの1枚をアクリル板に換えて丸い穴を2箇所開け、ゴム手袋を取り付ければ、無菌箱ができるはずだ。
   室内用温室 (ピカ FHB-1508 10年以上前に、12千円で購入したもの)
 アクリル板  ガラス板に穴を開けるのは容易でないので、と同じ厚みのアクリル板(3mm×65cm×110cmで7000円ほど
厚手のビニルで代用できないことはないが、
 シーリング剤   ホームセンターに200円ほどで売ってある。
 ゴム手袋  裾の長いゴム手袋を
 カッター  
   
 @室内温室の清掃  
 Aアクリル板のカット  扉のガラス板を一枚外し、アクリル板を同じ大きさにカットします。余ったアクリル板は、網板の上に敷きます。
 Bアクリル板の穴あけ  腕を通す丸い穴を2箇所開けます。
 Cゴム手袋の取り付け  ゴム手袋をシーリング剤で、アクリル板に接着します。
 Dガラス板の隙間をふさぐ