寒蘭のダンボール栽培

羽蝶蘭とダンボールの相性が良いことはもはや常識ですがそれなら寒蘭でもやってみようと寒蘭の用土にダンボールチップを入れて栽培して見ました。最初は2cm角くらいのダンボールを入れていましたがダンボールを細かく切るのが結構面倒なのです。そこでダンボールを蘭鉢の高さの8割くらいの幅に切り、くるりと丸めて鉢の内側の周囲に貼り付けるようにおきます。そこに用土をいれて植え付けます。
用土は、最初は鹿沼土とボラ土を混合した用土を使っていましたが、色々用土を試した結果、最近はバーミキュライトに変えました。鉢底から4分の3くらいをバーミキュライトで植え残り4分の1は水苔を詰めます。こうすれば、鉢が倒れても水苔が蓋になり用土がこぼれにくくなります。どうしてバーミキュライトかというと最大の理由は、軽いと言うことです。私は、腕力がないので重たい用土は苦手です。棚も軽い鉢を載せた方が長く持ちます。また、夏場に鉢ごとオークションなどで売却するときも軽い方が送料が安く済みます。バーライト(ビーナスライト)はバーミキュライト以上に軽いのですが、保水性が悪い性か生育が良くありません。バーミキュライトの良さは保水性が良いと言うことも大きな特徴です。この方式で植えつけた苗は鉢の渕のダンボールの中にまっすぐな白い根を張ります。驚くほどきれいな根が張っていました。