セントポーリア  アフリカスミレ                    なおの趣味の園芸

岩タバコ科セントポーリア属の多年草です。
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トラディッション?あまり丈夫でない。
室内園芸植物の代表各です。私がセントポーリアを育て初めてまだ3年くらいしかなりませんが、思ったより簡単で丈夫な草花でした。セントポーリアといえば難しいという先入観念があったのですが、手間がかからず、病害虫も少ない植物です。ただ、丈夫と言ってもパンジーやサルビアなどを育てるのとは訳が違います。生育は、非常に緩慢です。普通の草花の半分以下のゆっくりした生育です。1輪の寿命は、2週間くらいと非常に長く、株全体では2ヶ月近く花が楽しめます。
栽培のコツは、日光も、水も肥料も普通の草花の4分の1で栽培することです。




花だけでなく葉が変わった品種もあります
自生地 アフリカ南部

草丈

15cm25cmくらいですが、5cmくらいのミニ種もあります。

 入手 一般の園芸店では、 あまり販売されていません。4月頃に店に並ぶことが多いみたいです。園芸店によっては、管理が悪くて痛んでいるものを多く見かけます。日光に当てすぎや、水をやりすぎたりしています。
好きな品種を集めるには、専門店やネット購入するしかないでしょう。
また、最近は、ピートモスに植わっている鉢物を多く見かけます。ピートモスの場合、水管理が難しいので、ピートモスを落として鹿沼土やバーミキュライトなどの用土に腐葉土を3割混ぜた用土に植え替えます。根が弱っている場合には、下記の要領で挿し木をして株を更新します。

植え付・繁殖




用土

鉢植えで出回っています。センントポーリアは、葉挿しで増やすことが出来るので繁殖は容易です。
セントポーリアの挿し芽は1年中出来ますが、温度が低い冬までにある程度大きくなっている方が冬の管理が楽なので、4月下旬頃〜6月頃が適期です。
挿し木の用土は、鹿沼土やバーミキュライトかパーライト単用が無難ですが、最近は、鹿沼土に、バーク堆肥を2割ほど混ぜ用土で挿し木をしてそのまま育てています。元気の良い葉をカッターなどで切り取り、1時間くらい切り口を日陰で乾燥させます。これを上記の用土に挿し水をたっぷりやります。2ヶ月くらいすると芽が出てきますので、複数の芽が出てきた場合には、1本になるように芽を取ります。順調に行けば、年末頃花が咲くようになります。
鉢植え用の用土は、バーミキュライトかパーライト1 腐葉土かピートモスかバーク堆肥1、赤玉土か畑土1で、私は育てていましたが、最近は、鹿沼土4にバーク堆肥1の用土にしています。植えつけるときにマグアンプKなどの遅効性の肥料を普通の草花の4分の1ほど入れておきます。肥料のやり過ぎは根腐で枯らすもとです。冬は、できれば暖房がある部屋に置き、最低温度を5℃、できれば10℃くらいに保つようにします。

2年ぐらいく栽培していると茎が伸びで下葉がなくなると共に、根詰まりをおこして生育が悪くなります。バランスが悪くなりますので、カッターで茎ごと切り取り茎の部分が2cmくらいなるように下葉を落とし1時間蔵乾燥させ、上記の要領で挿し芽をします。


小さめのポリポットに1枚づづ挿し葉をするか、大き目のポリポットに6枚ほど挿すことができます。もう少し、量が多ければ、イチゴが入っているパックに穴を開けて利用することもできます。

茎が伸びすぎで挿し木する場合には、カッターで切り取った後、写真のように下葉を落とします

挿し葉50日の苗 
左側の苗は、芽が3個ほど出ているので、1芽に減らします。用土は鹿沼土に牛糞堆肥を3割ほど混ぜています。普通は牛糞堆肥でなくバーク堆肥を使うのですが、手元になかったので牛糞堆肥を使いましたが、根腐もなく生育は順調でした。

置き場所

半日陰(明るい日陰)75%ほど遮光します。雨に弱いので通常室内で栽培します。蛍光光線下で、良く生育します。窓際の刷りガラス+レースのカーテン越しのやわらかい光が当る場所が最適です。北側の窓辺であれば摺りガラスもレースのカーテン必要ありません。夏の暑さと冬の寒さが苦手ですが、室内で栽培しますので、普通の室内であれば、加温や冷房をする必要はありません。湿度の高い場所を好みますが、用土は乾かし気味にしないと根ぐされをおこします。

水遣り

水は、1週間に1回〜2回ほどです。冬には、10日に1回ほでで良いでしょう。日陰に置きますのであまり乾燥しません。また多肉質ですので乾燥には強いものです。水は、株元に水差しなどでかけます。生育が良いものは、冬場以外は頭から水をかけても大丈夫ですが、初心者は、まねしないで下さい。花には水を掛けないようにしましょう。

1年中花が咲きます。特にオプティラマ・コラと言う品種は、株がおおきくなる(上部の写真くらい)と古い花が終わる頃新しい蕾がでて花が咲き始め1年中絶え間なく花を楽しむことができます。また、この品種は、夏は写真のように群青色に白の覆輪ですが、冬になると白い部分が多くなり全く別の品種みたな花色になります。種を蒔く場合を除いて花が終わったら花柄ごと摘み取ります。

病害虫

ほとんどありません。室内に置いていることと、たまたまかもしれませんが、6年くらい栽培で、病害虫が着いたことは一度もありません。水をやりすぎると根腐をおこし、株全体が腐れますので、水のやりすぎには注意します。

肥料 生育が緩慢なので肥料は、普通の草花の半分以下にします。植えつけるときに緩効性の肥料を元肥として入れておけば、後はやらなくてもかまいません。
私は、油粕の玉肥の小粒をを年に1回、5号鉢で3粒ほどやりますが、肥料がかびることも多いので、IB化成などの遅効性肥料が無難かもしれません。

 

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