プランターでの栽培
   プランター
一般には幅が60cmくらいのプランターが標準です。いろんなプランターがありますが、鉢底にスノコがありプランターの横に穴があいているのが良いでしょう。鉢底にあるていど水がたまりますので、水欠しにくくなります。苗が小さいときは、根が鉢底まで届いていないので鉢底の水は減りませんので潅水のたびに横穴から水がもれますが、植えて1ヶ月もすれば、根が鉢底にとどき、水を吸うようになるので普通の潅水では、水がこぼれないようになりますので床を汚しません。
プランターの底が普通のプラ鉢みたいに穴が開いている物もありますが、水をかけると鉢底から水が流れるので床を汚します。陶器で出来ているプランターもありますが、割れやすいのと重たいのが欠点です。ただ、プラチックのプランターは、5年程しか持ちませんが、陶器製は10年以上使えます。
puranter0.jpg (90148 バイト) 用土
一般的に、赤玉土に腐葉土3割が標準的な用土です。赤玉土を使うと高くつくので盆栽以外にでは、私は使いません。
培養土が「パンジーの土」とか「ペチュニアの土」花の名前で売られています。それらの用土を買えば、一般に良く生育しますが、普通の培養土に比べ割高です。花が終わったプランターなどの古土に堆肥を3割程度混ぜれば、プランターの用土として使え、古土の処分にも困りません。まず、プランターの上部の草の部分をジャベルなどで切り取ります。そして、根が張った土をジャベルで細かく砕きます。できればこの状態で1年くらい野積み
puranter000.jpg (167065 バイト) 土に堆肥を3割程度混ぜ、肥料と殺虫剤を加え良くかき混ぜます。肥料は、遅効性で、燐酸分の多い肥料 マグアンプKなどを60cmプランターで100g 殺虫剤はオルトラン粒剤を20g使います。殺虫剤は入れなくても良いのですが、夏場は、コガネムシの幼虫などが根を食い荒らしますので、いれていた方が、無難です。アルカリ性の用土を好む植物を植える場合には、石灰を盃一杯入れますが、堆肥に石灰をいれてある場合が多いので、堆肥を多く入れる場合には、石灰を入れる必要はありません。酸性の用土を好む植物を植える場合には、堆肥にかわりにピートモスを入れた方が良いでしょう。
puranter00.jpg (240453 バイト) 花苗
自分で、種を播くか、園芸店などで花苗を買ってきます。何を植えるかは、好みによって自由ですが、雨の当る戸外に置く場合には、大輪種より、小輪種 八重咲より一重咲きの方が雨に強いし生育が良い物が多くなります。
また、一つのプランターにいろんな種類の草花を植えるのが最近はやっていますが、1種類の同じ品種を植えた方が管理が楽で生育も良いものです。花の満開もそろいますので、植え替えも一気にできます。
一般に草丈が低く開花期が長い花を植えます。春に苗を植える場合には、ペチュニア・花スベリヒユ・ベゴニア・コリウス・ペンタス・マリーゴールド・千日紅・インパチェンスなど。秋に植える場合には、パンジー・ビオラ・デージー・クリサンセマム・矮性金魚草・石竹などがプランターに向いています。 花苗を買う場合には、店内の日陰に苗を置いてある場合には、苗が徒長しているものが多いので日当たりの良い場所に置いてある苗を買いましょう。また、日当たりが悪い場所に置く場合には、日陰に強い植物を植えましょう。
puranter2.jpg (78497 バイト) プランターに植わっていた枯れた草花を入れます。わざわざゴミに出す必要はありません。足で充分踏みつけて下さい。標準的なプランターの場合、ゴロ土を入れる必要はありません。初めて植える場合には、培養土を入れます。
puranter3.jpg (91764 バイト) 用土をプランターの渕から1cmくらい残していれます。
puranter5.jpg (113217 バイト) 花苗を植えます。(5月28日)
一般的に60cmプランターの場合、花苗は、3〜4本植えます。右の写真のペンタスは、結構大きくなるので3株でよかったかなと思っています。
苗を植え終わったら、如雨露などで水をたっぷり(約2リットル)かけます。
このプランターに植える苗の数は、4個が限度です。苗をべったりくっつけて一つのプランターに10本も植えた場合、植えた直後はそれなりにきれいですが、苗一つ一つが徒長してしまい充分花が咲きませんし、株全体が長持ちしません。苗代が高くつくだけですので植えすぎないようにしましょう。写真上 ピポエステス 下 ペンタス
puranter4.jpg (173672 バイト) 丸いプランターの場合は、
全部同じ花でもかまいませんが、中央に草丈が高い物を植えて周りに草丈の低い物を植えます。中央の植物と周りの植物の色は、同色系でなく違う花色を植えた方が引き立ちます。
この写真では、中央にカラジュームの「白鷺」、周りに栄養系コリウスの「オダリスク」と「ときめきリンダ」を植えています。普通は、コリウスは6鉢植えたいのですが、苗の値段が高かったので2本節約しました。これでも、1ヶ月後には、下の写真のように土が見えないくらいになりました。
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管理
一般に日当たりの良い場所に置きますが、夏場の7月〜9月中旬は、半日陰か、午後から日陰になる場所に置いた方が、花が咲きやすくなります。真夏に花がどんどん咲くのは、花すべりひゆ(ポーチユラカ)や松葉ボタンくらいでしょう。
苗を植え付けて1ヶ月くらいすれば、生育のはやいペチュニアなどは、プランターの用土が見えないようになります。生育の遅いベゴニアなどでも2ヶ月くらいで用土が見ないくらいに茂ります。この時期になると、置き場所にもよりますが、毎日一つのプランターに水を2リットルくらい潅水します。苗を植えた直後は、週に2〜3回くらいの潅水になります。
約1ヵ月後 ペチュニア・マリーゴールドは、生育が早く1ヶ月でプランター一杯になります。5月頃に植えた場合は夏場にはかなりだれます。

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ピポエステス・・日光が強いためか発色が良くない。
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2ヶ月後
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2ヵ月半後 8月12日 完成
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この写真のコリウスは、1回も摘芯をしていません。


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