杜仲茶の作り方
我が家に杜仲を植えて15年になります。伸びすぎた枝を剪定したとき切り取った枝を捨てていましたが、もったいないので自分で杜仲茶を作ることにしました。ネットで杜仲茶の作り方を検索してもあまり載っていないの我流で適当に作りましたが、店で買ったのとほとんど同じようなものが出来たので公開します。
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葉の採取時期
5月下旬の入梅直前と梅雨明け直後の7月下旬が良いでしょう。6月でもいいのですが、梅雨時は、葉を乾燥させるのが大変です。葉を乾燥させる場所があれば、6月でも問題ありません。8月でも出来ないことはありませんが、暑さで葉が痛むので、7月中が無難です。 |
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葉の採取
お茶みたいに新芽を摘むと書いてある人がいますが、おいしさを求めるものではありませんので、枝ごと切り取ってから葉は、一枚づつ摘み取ります。茎が残ると粉砕するときに残ってしまいます。
葉を二つに折ると細い蜘蛛の糸みたいなものがでてきます。これが有効成分のグッタペルカです。 |
葉の洗浄 |
葉の汚れを取り除くために水洗いをします。洗桶などに水をためて、葉を10分くらい浸けて置くと汚れが取れやすくなります。
5月に採取した葉はきれいなので、軽く洗うだけで大丈夫ですが、8月頃になると、葉が結構汚れています。裏と表をたわしでこすって汚れを落とします。 |
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蒸し器で蒸すと書いてあるHPがありますが、大量の葉を蒸し器で蒸すのは大変なので、私は蒸したことがなかったのですが、このホームページを作るにあたって、葉を蒸してみました。
蒸す時間は、とりあえず5分にしました。鍋に一杯いれた葉は、しなびて5分の1くらいに減ってしまいます。
葉が蒸しあがったら、大きくて浅いざるに広げて乾かします。
日の当たる場所に干せば、2〜3日くらいで乾燥します。
葉を蒸すと、お茶の色がやや緑色になりますが、味に大差はありません。 |
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乾燥
葉を蒸さない場合には、日当たりの良いところにビニルシートなどを敷いて、天日で2日ほど干して乾燥させます。葉を蒸した場合には、ざるなど水はけのよい容器に入れて干した方が良いでしょう。
問題は、乾燥すると少しの風でも飛んでしまうことです。
そこで、防風ネットがあったので、ネットで袋を作り袋の中で乾燥させることにしました。風にも飛ばされないし、裏にひっくり返すのも楽だし、1日で6kgほどの杜仲茶を作ることができるようになりました。
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粉砕
乾燥した葉をミルで粉砕します。これは、重要です。葉を細かく粉砕しないと、有効成分がお湯に溶けません。私は、TESCOM ミル&ミキサー
TML160-W を2,480円で買いました。杜仲の葉を粉砕する専用に使っていますので、安物のミルで十分です。
ミルにいれる前に、葉を手で固めて団子状態にして入れた方が粉砕がしやすいです。葉が乾燥していても、グッタペルカが入っているので葉がくずになりにくく、簡単に団子状になります。
ミルサーだと少ししか葉が入らないので、FUKAI ジュースミキサー FJM-601を2,400円で購入して使ってみると普通のミキサーでも問題なく粉砕できました。容器が大きい分粉砕効率はかなり良くなりました。
葉が完全乾燥していないと粉砕しにくくなりますが、葉を少なめに入れる粉砕できます。フライパンで焙煎するので完全に乾燥していない葉でもOKです。
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焙煎 |
蒸し器で蒸す過程を省略している場合は、消毒をかねて粉砕した葉をフライパンで炒ります。弱火で5分くらい炒れば良いでしょう。炒った方が飲みやすくなります。葉が十分に乾燥していない場合には、10分くらい炒って乾燥させます。 |
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お茶として飲むときには、お茶パックを使います。60枚入りで130円でした。 小さじ山盛り3杯(3g)を1Lのお湯に入れて5分くらい煮出します。
私は、煮出すのが面倒なので、マグカップに入れて熱湯を注いで飲んでいます。 |
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本来、杜仲は、樹皮を利用するものです。樹皮の方が圧倒的に糸を引きます。有効成分が多いために「薬」扱いになるので樹皮を販売すのは、薬事法にふれるらしい。
5月になると、樹皮が柔らかくなるので、ナイフなどで簡単に剥ぐことができます。 8月になると樹皮が硬くなり剥ぐのが困難になります。幹の皮剥ぐと樹が枯れてしまうので、太い枝の皮を剥ぎます。枝の径が10cmくらいなると剥ぐことがでます。
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皮を剥いだら表皮の部分をカッターなどで、削ります。表皮が残っていると苦くて飲めるものではありません。
1週間くらい陰干しして乾かしてからミルで粉砕します。
私は、杜仲茶に 混ぜて飲んでいます。 |