石斛(セッコク)長生蘭の栽培・育て方                

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セッコクは、着生蘭です。野生では高木の風通しの良いところに着生しています。
置き場所 蘭科の植物の中では、日当たりを好みます。夏以外は、遮光は、必要ありません。
夏の7月〜9月は、30%ほど遮光します。
日当たりを好む植物ですが、3時頃には日陰になる場所が理想です。
また、弱った苗や小苗、植替え等で根が少ない苗は、3割ほど遮光します。
風通しの良い場所を好むので、できれば吊枠などに置いて栽培します。
着生蘭の中では、寒さにも強く関東以西の平野部では、戸外で冬を越しますが、小さな苗や交配種等は、霜が当たらない場所に置いた方が無難です。
植え替え 桜の花(ソメイヨシノ)が咲く頃が最適期です。遅くても4月末までには、植替えを終えます。5℃以下にならない環境なら冬でも植え替えできます。
夏場でも植え替えはできますが、根が切れた場合には、半日陰に置いてください。
2〜3年に1回植替えをします。
風蘭と違って根が細いので水苔を落とすのに苦労します。
場合によっては、刃物でスパッと切って株分けします。
用土 水苔植えが一般的ですが、バークや軽石に植えつけることもできます。
着生蘭ですので、ヘゴ材やコルク、庭木などにも着生させることも可能です。