植物成長ホルモン剤等  使う前に添付の説明書を必ずよく読んでください。

着果剤 ジベレリン 稲の馬鹿稲病から発見されたホルモン剤。開花促進、草丈伸長促進 果実肥大 休眠打破 などに使う。 ppmとは百万分の1の濃度です。
植物名 目的 濃度ppm
皐月 茎の伸長促進
花芽分化の抑制
100〜200 開花後、1〜2週間間隔で、3回頂芽に散布
シクラメン 開花促進 1〜5 9月中下旬 花蕾を含む芽の中心に散布
きゅうり 果実肥大 50 開花時に花に散布
トマト 空洞化防止 10    〃
茄子 着果数の増加 10〜50 開花時に、葉面散布
開花促進・生育促進 100 花芽分化前(8月下旬から9月上旬)に全面散布
ブドウ 果実肥大・種無し化
トマトトーン トマトやナスの着果促進・果実肥大・熟期促進
発根剤 ルートン 発根剤 挿し芽苗の根元2cmくらいにまぶして使う。
オキシベロン 発根剤 インドール酪酸
αナフタレン酢酸 発根剤 最近はあまり使われない。水に溶かして使う。2万倍水溶液に挿し芽苗の根元2cmくらいを草物なら10時間 さつきやもみじ等の広葉樹なら24時間くらい漬けてから挿し芽をします。
矮化剤 Bナイン
(ダミノジット水溶剤)
 一般的に使われる矮化剤(茎の伸びを抑え、草丈を低くするための薬)、菊の福助作りには、必須の薬です。副作用として、着蕾促進の作用もあります。効果の期間は撒布後、2〜3ヶ月です。100倍から300倍に薄めた溶液に、展着剤を加え、新芽を中心に撒布します。根からは吸収されません。撒布後24時間は雨に当てないようにします。5gの箱入りで700円程度で販売されています。1gづつ分封されていますので、牛乳ビン1本の水に溶かすと200倍液ができます。
ボンザイ
(パクトプトラゾール)
Bナインに比べ矮化の効果が高く、根から吸収され長期間効く。パンジーなどに用いると春になっても花が咲きにくくなるので注意する。草花に用いる場合には、開花数が減る傾向にある。1000倍〜4000倍の低濃度使う。
スリトーン(アンシミドール)  
スミセブン
(ウニコナゾール)
Bナインに比べ矮化の効果が高く、根から吸収され長期間効く。効果植物の範囲が広い。 
サイコセル(クロルメコート) 劇物
スマレクト
(パクトプトラゾール)
ボンザイと同じ。
バウンティ ボンザイと同じ。
セリタード(イナベンフィド) 単子葉植物のみ矮化効果がある。遅効性
ビビフルフロアブル
(プロヘキサジオンカ
ルシウム塩)

葉面撒布する。土壌で分解されるので

メーカーのリンク

 

 

ロミカ(ウニコナゾール)  
   
   
木酢液   木炭を作るときに出るの煙を集めて冷却液化した褐色の液。100倍以下の濃い濃度では殺虫殺菌効果があり、200倍以上の薄い濃度にすると、微生物を増やす働きがあるとされます。園芸に持ちる場合は植物活力剤的な使い方をします。また、一説には人間の水虫にも効果があるといわれます。原液を撒けば犬や猫の忌避効果もあるとされます。私も使っていますが、農薬のようにはっきりした効果があるものではありません。比較実験をしたことがないので何とも言えませんが、なんとなく効果があるような気がします。
     
コルヒチン   犬サフラン(コルキカム)の根に含まれるアルカロイドより作られる。染色体を2倍にする薬、毒性があるので取り扱いに注意する。
     
植物活力剤 植物活力剤は、肥料ではありませんので、肥料は、普通に与えます。元気な植物には与えてもあまり効果はなく、植物が弱ったときや植え替えをするときに与えます。植物活力剤の中には、肥料成分が含まれているものもあります。N・P・K と記載されている場合は、肥料が入っています。マグネシウムやモリブデンなども肥料の一部です。
メネデール 鉄が溶けた水です。鉄がイオンとして存在することに意味があるらしい。挿木するときの水揚げや、植替えをした場合などに使います。通常100倍に薄めて使います。見かけは普通の水と区別できません。私は、25年近く使っています。比較実験をしたことはありませんが、なんとなく効果があるみたいです。蘭や、さつき、石楠花などには効果があるような気がします。
HB101 杉、桧、松、オオバコより抽出した天然の栄養液だと説明されている。他の活力剤と比べると価格がかなり高い。宣伝が派手。
試供品を10個ほど使ったが、効果のほどはいまいちわからない。HB101を販売している蘭店の店主に効果があのるか聞いたが「効果があるような気がする」とのことだった。
   

 

 

 

topへ 園芸のtopへ