自家不結実性

自分の花の花粉を雌しべに付けても実がならないことを言います。りんご、桃、梅、さくらんぼ、栗など多くの果樹にがあります。品種によっては、花粉がなく実がならない場合や、他の品種の花粉でも相性が悪くて実がなりにくい場合もあります。また、自家結実性の植物でも、昆虫などが花粉を運んでこないと実がなりませんので、虫が少ない都会などでは、雄しべの花粉を雌しべに付けてやる必要があります。
自家不結実性の場合1本では実がなりませんので、近くに他の品種を植える必要があります。2本目を植えるスペースがない場合や、1本あればいいのにお金がもったいないと思う人は、今ある果樹の枝の一部に他の品種の枝を接木すれば、1本の木でも実がなるようになります。問題は、どこから接ぎ穂の枝を入手するかですが、掲示板などで呼びかければ、果樹の場合、冬季に剪定して枝を切る場合が多いので、接ぎ穂の枝をくれる人がいると思います。