さつきの葉について            なおの趣味の園芸

大きさ

皐月は3月に芽が出て7月くらいまで伸び、11月に約3分2ほど落葉するのが普通です。(樹勢の良い樹の場合には、10月まで枝が伸びることがあります。)同じ品種でも夏葉(春から夏にかけて出る葉)と落葉後の冬葉は、大きさにかなりの違いがあります。冬葉は、夏葉に比べて小さくしまっています。
葉と花の大きさには相関関係があり、葉が大きい品種は一般に大きな花が咲きます。ただ、紅梅、緋梅など、葉が大きい割りに花が小さいものや、山の光、愛国など,葉が小さい割りに花が大きい品種もあります。      


葉の形と花の形もある程度相関関係があります。丸葉の場合は、車咲が多く細葉の場合は、細弁咲きの品種が多いので、葉を見ただけでもある程度予想がつきます。

並葉

標準的な葉形

丸葉

葉の先端が丸くなっているもの
薫風・花苑・紅梅など

角葉

葉に幅が広く先端がどがっているもの
鹿山

細葉

葉が細長いもの
光琳・金采・長寿宝など

巻葉

葉が内側に巻いているもの。巻葉の品種は、よじれ葉も出やすい
霖風・紫竜の誉・星の輝

よじれ葉

葉が全体に捩れたり内側にやや巻き込んだりしているもの
翠扇・煌陽・平和・明朝など

   
 斑入り葉
葉の表面に黄色または白い班が出るものがあります。斑入りの品種は一般に性質が弱いものが多く、葉焼けもし易いので、東洋蘭と違い皐月ではあまり珍重されません。
白富士・流星・昭和の春などの品種があります。

照り葉
葉の表面に光沢がありツルツルした葉を照り葉と言います。冬葉でその特徴がよく表れます。八咫の鏡鈴の誉上総紫などが照り葉の美しい品種です。

 

 さつきの紅葉

11月から12月になると今年伸びた枝の6割から8割ほど落葉します。そのとき皐月も紅葉する品種があります。槭みたいな華やかさはありませんが、なかなかきれいなものです。同じ品種でも、樹勢が強い場合は紅葉しにくいので、紅葉を楽しむには、9月の肥料は控えます。絞りの花が咲く場合には、葉の紅葉も絞りが出る場合が多いので、花柄の参考になります。

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この写真の樹のように紅葉と黄葉が混ざっている場合は赤花と白花が必ず咲きます。
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底白の花が咲く品種の紅葉
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上の写真のアップ 大絞りや微塵絞りの紅葉がでています。
 

 

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