和名:
瓢箪(ヒョウタン)

瓜科 
原産地 北アフリカ

栽培が簡単なので初心者向きですが、つる性の植物なので、それなりに広い面積が必要です。

 

 開花時期  6月から8月 花が咲いてから1ヶ月半〜2ヶ月後に実が収穫できます。
実がなっているところから出ている巻ひげが3分の2以上枯れたら収穫の時期です。

実の大きさ

10cmほどミニ種から1mを超える大型種があります。

草丈 ウリ科の植物ですので他の物に巻付いて伸びて行きます。
 用途  実を鑑賞用に使います。昔は、水筒として使いましたが、現在ではほとんど使いません。
 入手方法  4月から5月に園芸店で苗を売っている場合がありますが、種が大きいので自分で蒔いた方が早いでしょう。
 
栽培・育て方
 
場所 日当たりの良い場所に植えます

水遣り

水は、普通より多めに与えます。

栽培

 4月下旬〜6月にビニルポットに種を蒔くか、直播します。種が大きいので、良質の種であれば、ほぼ100%芽が出ます。ウリ科の中では栽培は容易な方です。直径が2〜3cmくらいの支柱を立てます。できれば、棚にした方が、実成も楽しめるし、形のよい瓢箪ができやすいです。
花が咲いたら、確実に実をならせるために、雄花の花粉を雌花の柱頭に付けます。そのとき、雌花の実のなる部分の形の良い物を選びます。形の悪い雌花には、形の悪い実しかなりません。

水筒つくり

実がなっているところから出ている巻ひげが3分の2以上枯れたら収穫し、彫刻刀などで、実の付け根の部分に穴をあけます。このときの穴の大きさは、種より大きいことが大事です。実の大きさが25cm以上くらいの大きさにならないと種より大きな穴は開けられません。
その瓢箪をバケツなどに水を入れてます。瓢箪が浮きますので、くびれた部分に紐で重りをつけるか、上から押さえて完全に水に漬けます。
瓢箪の表皮や中身が腐れて臭くなるので、水は毎日換えます。実が腐れてきたらなるべく早く、表皮を剥ぎ、種を出します。種は長めの箸で中身をかき回し、水と一緒に振り出します。はっきり言ってめちゃくちゃ臭いです。中身が全部出たらきれいな水で数回すすぎ、陰干しします。1週間くらいして完全に乾いたら、表面に菜種油を塗って日陰で保管します。

肥料

 肥料が多すぎても実付が悪くなるので、与えすぎないようにします。実が小さい千成瓢箪の種をまいて肥料を多くやっても実は大きくなりません。実が大きくなる品種を植える場合には、肥料も多めにやります。。

 病害虫

病害虫は、少ない方です。葉を食べるウリハムシやアブラムシが付きます。芽が出たら、オルトランを1回散布し、害虫の発生を見ながらスミチオン乳剤などを散布します。


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