パキポディウム
キョウチクトウ科 原産地:マダガスカル 幹や枝に水分を蓄える多肉植物(塊根植物))です。 5月頃に直径3〜5cmほどの花を咲かせます 栽培は、比較的簡単な方です。 |
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栽培・育て方 一般的には、実生2〜3年ほどの小苗を買って育てます。普及種は、2000〜5000円ほどです。 また、根がない現地ベアルート株を発根させて育てることもあります。 発根した現地株は、1万円以上しますので結構高価です。現地ベアルート株の発根は、成功率が高いので挑戦する価値はあります。 |
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置き場所 | 日当たりと風通しの良い場所に置きます。 夏場は、屋外で栽培している人も多いですが、小苗の時は、環境の変化に弱いので、屋外に出すのは、3年生以降が良いでしょう。10月中旬になり最低気温が15℃を下回るようになると葉を落とし始める株が出てきます。 葉が落ち始めたら、室内に取り込みます。 冬季は、最低10℃以上で管理した方が無難です。 苗が大きくなって冬季に断水すれば、品種にもよりますが5℃くらいまで寒さに耐える場合があります。 恵比寿笑いなど、暑さに弱い種類は、梅雨明けから9月までは、30%ほど遮光した方が無難です。 |
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植え付け | 5月になって新芽が顔を出し始めたら植替えをします。 鉢を大きくする場合には、根鉢は崩さず 鉢を大きくしない場合には、根を半分に切ってから植え付けます。 小苗の場合には、普通の草花用の培養土に植わっている場合があります。この場合には、用土を全部落とし、米粒〜大豆くらいの大きさの用土に植え替えします。 私は、鹿沼土2:赤玉土2:ボラ土2:燻炭1の割合の用土を使っています。 実生苗の場合は、この用土にバーク堆肥を1割ほど混ぜています。 1〜2年に1回植替えをします。 |
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水遣り | 6〜9月は、普通の草花と同じくらいやります。鉢植えの場合は、毎日水をやっても大丈夫ですが、表面の土が乾いていない場合には、2日に1回水やりをします。10月になると最低気温が20度を下回ってきますので、徐々に潅水を控え11月に葉が落ちたら、潅水止めます。幹に皺がよったら、暖かい日の午前中に少し潅水します。4〜5月になると芽が伸び始めます。最低気温が15℃以上になって芽が出たら徐々に潅水をします。 幹や枝にサボテン並みに水を蓄えていますのでかなり乾燥に耐えますが、水が少ないと葉先が枯れこみます。もっと水が少ないと葉を落とします。葉を落とした場合には、用土が乾きにくいので潅水を少なめにします。 6〜9月にしっかり水をやることが株を太らせるコツです。 屋外で雨ざらしで栽培している人もいます。 |
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肥料 | 肥料はあまり必要ありません。マグァンプKなどの緩効性肥料を普通の植物の1/3ほど植替え時に用土に混合します。 6〜9月は、ハイポネックスの2000倍液を1週間に1回水代わりにやります。 |
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病害虫 | あまり害虫はつきません。害虫を見かけたら最近はカダンセーフを使っています。 キンチョールなどの家庭用の殺虫剤を使うこともあります。 風通しの悪い場所の場合は、褐班病が出ることがあります。この場合は、ダイセン系の薬剤を散布しますが、扇風機等で風を送るのも効果があります。 また、冬季に葉が落ちたときに、石灰硫黄合剤で消毒しています。 |
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剪定 | 長く伸びた枝を短く剪定するには、春に植替えをし肥料を多めに与えなるべく樹勢を強くした状態にします。 翌年新芽が出る直前の4月頃剪定をします。枝はすべて剪定します。 そうしないと古い枝を剪定した場合には、芽が出ない枝が多くなります。 |
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