和名:
海老根蘭 

蘭科 エビネ属


日本の代表的な野生蘭です。蘭の中でもかなり日陰で生育します。
エビネは熱狂的なファンが多く大ブームとなったこともありますが、
現在ではブームも去り、当時10数万円の品種も数千円で入手できるものもあります。


 
千羽鶴
 
神星
 
    紅小町 
     
     
     
     

 

 開花時期  4月下旬から5月中旬

花の大きさ

約3〜4cmほど 。

草丈 20cm50cm
 用途  日陰の庭か鉢植えに向きます。
   
 
栽培・育て方
 
場所 日陰に場所に植えつけます。遮光率50〜70%

水遣り

やや乾燥させる。日陰で乾燥が悪いので、鉢植えで1週間に1〜2回ほど。
地植えの場合は、夏場に1週間以上雨が降らない場合には、潅水しますが、それ以外は、ほとんど潅水の必要はありません。

繁殖

 株分けで増やします。最低でも葉のない一昨年のバルブ、葉のある去年のバルブ、今年延びる芽がついている状態に株分けします。植替えの時期は、11月〜2月下旬の新芽が動く直前と花が終わった5月上旬です。冬に植え替える場合には、植替え後の株は、寒さに弱いので直接霜に当てないようにします。また、5月に植え替える場合は、新芽が痛みやすいので丁寧に扱います。
また、蘭科の植物ですので、種を普通に蒔いても芽が出ませんが、親株の株元に蒔くと芽が出る場合があります。鞘には、1万粒近くの種子が入っていますが、芽が出るのは、10本ほどです。フラスコで無菌栽培をすれば、発芽率は、ぐんと高くなります。品種改良をする場合を除いて種を蒔くことはありません。花が咲くまで4〜5年かかります。

植え付け

花が咲く4月下旬になると蘭専門店だけでなく、園芸店やホームセンターでも販売されます。
鉢に植わっている場合には、鉢をさかさまにして苗を抜き用土を全部落として新しい土に植え替えます。
鉢植えの用土は、軽石やぼら土、鹿沼土など水はけの良い用土に植えつけます。庭植えの場合には、庭土に腐葉土を4Lほど置き直径30cm深さ30cmくらい耕して腐葉土がよく混ぜてから植えつけます。落葉樹より常緑樹の日陰の方が生育が安定します。

肥料

蘭科の植物ですので肥料はあまり必要ありません。肥料がなくて枯らすことはほとんどありません。普通の草花の2〜3割程度で十分です。
用土に、腐葉土や樹皮堆肥を3割程度混ぜた場合には、肥料不足で花が咲かないことはありません。
鉢植えの場合は、2月と9月に 5号鉢で玉肥中粒を

 病害虫

病害虫は、少ない方です。新芽のアブラムシ、開花時のナメクジ食害が主です。。 




えびね

 基本種 黄えびね 霧島えびね 匂いえびね 猿面えびね
地えびね たかね 肥前 コオズ 石鎚
黄えびね - 肥後    
霧島えびね   - 水晶  
 においエビネ      -
 猿面えびね        -
         
         

 

           肥後
地えびね×黄えびね×霧島=薩摩
     高嶺

    肥前
地えびね×霧島×匂えびね=ミクラ
         コオズ