さつきとつつじの違い                            なおの趣味の園芸       さつきもつつじの1種なので、つつじ(久留米つつじや平戸つつじ・アザレアなど)との交配もでき、明確な区別は、意味がないかも知れませんが・・・・・、
 

さつき

つつじ

開花期 5月中旬〜6月中旬 4月中旬〜5月中旬
花柄 絞りや底白・地合いなど多彩 一部に絞り咲きもあるが、単色が多い。
新芽 花が咲くときには、新芽が伸びている。 花が終わってから新芽が伸びる。
枝の出方 小枝が多く出る。盆栽に向いている 小枝が少なく、徒長するものが多い
ツツジに比べ落葉が少ない。 完全に落葉するもの(ドウタンツツジ)や花芽の周辺の葉だけ残るものが多い
おしべの数 大輪種でも5本のものが多い 大輪種は、10本のものが多い

   

 皐月の品種名

皐月の品種名の命名は、作出者の自由ですが、花柄によってある程度の流れがあります。品種名の最後に、錦・月・光・の文字がつくものが多いことに気づいた人も多いと思います。

「錦」

千歳錦・護美錦・秋田錦など

絞り花か咲く

「月」

好月・愛の月・花月・真如の月など

底白の花が咲く

「光」

日光・山の光・晃上の光など

地合咲

「鏡」

八咫の鏡・明鏡・桜鏡・

玉斑の花が咲く

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 ラベルの筆記用具は、鉛筆

プラスチックのラベルに品種名等を書くとき、マジックやネームペンなどを使うと1年くらいで薄くなり見えなくなってしまいます。そんな場合5年たっての消えないのが鉛筆です。書いたすぐは消しゴムで簡単に消えますが、1年もすると消しゴムで擦っても消えなくなります。ラベルの種類によっては鉛筆で書けないのがあるので注意してください。たぶん鉛筆に含まれている炭素が安定していて直射日光が当たっても変化しないからだと思います。昔、印刷機メーカーの理想科学工業がリソグラフ用の炭素入りのペンを販売していました。このペンは3年くらいは、消えずに安定していました。

鹿沼土の燐酸処理・鹿沼土20L(大袋1つ)に約50グラムの粉末の過燐酸石灰を入れよく混ぜます。

Q1.さつきの花が咲かない
1.日当たりが悪い。 最低4時間は日光が当たる必要があります。(品種により差がある)
2.燐酸肥料が不足している。 骨粉など燐酸分の多い肥料をやってください。マグアンプKを植付け時に土に混ぜると効果があります。窒素肥料のやり過ぎは生育過多になり蕾が着きにくくなりますので、生育がいい場合には、油粕など窒素分の多い肥料はやらないようにします。
3.芯食い虫に、花芽を食べられている 浸透性殺虫剤接触剤を混ぜたものを月に1回程度散布して退治します。特に花芽ができる7月〜11月に芯食い虫にやられると蕾がつきません。
4.春先に蕾が枯れる 冬の間の水不足が原因です。
5.風通しが悪い 密植して風通しが悪いと、病気が出て花が咲かない場合があります。枝を間引きするなどして風通しの良い環境にしましょう。
6.花芽を切ってしまっている。 さつきの花芽は、7月〜8月にかけて枝の先端にできます。7月以降に枝先を剪定をすれば来年の花は咲きません。
7.夏に乾燥させすぎ 一般に花芽を付けるには、夏場にある程度乾燥させる必要があります。さつきは、湿気を好む植物ですので、意図的に乾燥させる必要はありません。それより、夏場に乾燥させると、水きれで生育不良となり、蕾が付かない場合場あります。地植えでも晴天が続く場合には、1週間に1回は、水をやりましょう。
9.花が咲きにくい品種 さつきの中には花が咲きにくい(咲かない)品種があります(特に庭植の場合)。上の項目どれにも当てはまらないのに花が咲かない場合には、他の品種に植え替えた方が良いでしょう。引き抜くのがかわいそうな場合は、他の品種の枝を接木することもできます。 
Q2 5月ごろに葉がポロポロ落ちる。
3月に植替えをしていませんか、品種によっては、3月に植え替えたとき、5月頃去年の葉が、ポロポロ落ちる場合があります。新芽に問題がなければ大丈夫です。
Q3 赤と白の咲き分けの花を買って育てていたのですが、いつのまにか赤花が多くなり白い花がなくなった。
さつきは、一般に赤や紫などの花の咲く枝が強くなる傾向にあります。(品種によっては白勝ちになるのもあります。) 花が咲いたときに赤い花が咲いた枝は、印をつけておき剪定をするとき切り落とすようにします。絞りの咲いた枝を残すようにすれば、赤花ばかりになるのを防ぐことができます。
赤花ばかりになってしまった場合には、枝先を剪定せず、枝の込んだところを間引くくらいにして、枝に力をつけます。来年の早春に2年前に伸びた枝まで剪定し、坊主にします。3週間くらいすれば芽が出てきますので、なるべく枝の根元から出ている芽を残して仕立なおします。樹勢が弱い場合には、枝が枯れこむ場合もあるので、樹勢が弱い樹にはしてはいけません。それでも、赤花ばかりの場合には、絞りの花の咲く枝を接ぐしかありません。
  
   



 

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