ネリネ  (ダイアモンドリリー)                

 

 
クリスパ  クリスパは、常緑性でネリネの中では栽培しやすい品種です。
 
 

 ネリネとリコリスの違い

 

 ネリネ

 リコリス

 開花時期

 10月〜11

 8月〜9

 原産地

 南アフリカ

 東アジア

 開花時

 葉がある

 葉がない

 1輪の寿命

3週間 

34 


マグニフィカの球根。サルニエンシスに比べるとかなり大きな球根。根は枯れているように見えるが生きている。



ヒガンバナ科ネリネ属 原産地 

開花時期

1011

花の大きさ

一輪の大きさは、35cmほどですが、花全体の大きさは、1215cmほどになります。 

草丈

5080cm

 入手

 秋になると園芸店に球根が出回ります。入手は容易です。

 
栽培・育て方


ボーデニーの球根。3月中旬に芽が伸びてきた。


 ネリネボーデニーは、春植です。サルニエンシスは、冬型です。

場所

日当たりの良い場所に植えます。寒さには弱いので軒下など直接霜が当たらない場所が良いでしょう。鉢植えの場合は、鉢を土に埋めるか、室内に取り込みます。湿った状態が続くと球根が腐りやすいので、梅雨時から9月までは、雨の当たらない場所に置きます。

水遣り

乾燥には強いので、水は、普通の植物の半分くらいにします。6月になると葉が枯れ始めるので、水を2週間に1回くらいに減らし、9月になったら1週間に2回ほど潅水します。地植の場合は、植付から開花までは、1週間に1回くらい潅水しますが、後は、1ヶ月に12回くらいの潅水で良いでしょう。

繁殖

 普通球根で増やします。他の球根類と違って毎年植え替えると花が咲きにくくなるので、3年に1回ほど9月上旬に植え替えをし、すぐに植えつけます。他の秋植球根と違って夏場でもカラカラに乾燥させない方が、花が咲きやすくなります。
また、花が咲き終わったからといって葉を切ってはいけません。花後の光合成で球根が大きくなるので、葉は大事にしてください。

植え付け

夏に休眠するサルニエンシスは、810月に植えつけますが、冬に休眠するボーデニーは、3〜5月植えつけます。早めに植えた方花が咲きやすくなります。一般的な品種で、球根の大きさが50gほどの大きさにならないと花が咲きません。球根を植え付ける前に球根の下部を水に2〜3日浸けてから植えると発根が早くなります。鉢植の場合は、4号鉢に1球植を基準とし、過湿に弱いので、大きな鉢に植えると球根が腐りやすくなります。用土は、鹿沼土やボラ土など粒が大きく排水の良い用土を使います。腐葉土や堆肥などの有機質は使わない方が無難です。球根の半分くらいが土に埋まるくらいの浅植とします。


9
6日 球根購入・植付 球根の重さの平均40g
用土は、水はけが良いように、鹿沼土とボラ土を半々に混合しています。
肥料は、あまり必要ありませんが、3年は植え替えをしないので、マグアンプKなど2年くらい長期間効果がある肥料を元肥に入れておきます。


球根の半分くらいが埋まるように植えます。あまり、浅いと球根がグラグラするので、風が強い場所に置く場合には、3分の2くらい埋めた方が良いでしょう。植えつけたらたっぷり水をやります。

 1ヵ月後、葉がだいぶ伸びてきましたが、両端の2球は、まだ葉が出ていません。


2
ヵ月後、今年は、花が咲きませんでした。8球買いましたが花が咲いたのは、2球だけでした。50gぐらいの大きさがないと花が咲かないみたいです。

肥料

 肥料は、あまり与える必要がありません緩効性の化成肥料を元肥料として標準の半分くらい与えれば、後は与えなくても構いません。やりすぎは、根ぐされの元です。

 

 病害虫

病害虫は、少ない方です。芽が出たら、オルトランを1回散布すれば良いでしょう。 

 

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