花カタバミ オキザリス                            

オキザリスは、性質が丈夫で、よく増える種類が多く、初心者向きの植物です。冬〜春咲きの品種は、8月から9月に植え付け、5月頃葉が枯れてから掘り上げます。初夏の品種は、3月から4月に植えつけます。お勧めは、なんと言ってもオブツーサです。花色も豊富で、開花期間の長さ、株一面に花を付ける多花性など鑑賞価値が大きくきれいです。
 
       
オブツーサ obtusa
オキザリスの中でも花数が多く、12月から3月まで、株一面に花を咲かせます。9月上旬に植え付けます。花色は、赤〜黄色〜白と豊富です。 葉は小さい割りに花は大輪多花のものが多く鉢物として非常に美しいですが、日光が当たっていないと花が開かないのが欠点です。
5月になって葉が枯れたら、球根を掘りあげ保管します。球根が小さいので見落とさないように注意します。球根にひだがあるので、他の種類と区別は容易です。
 
 エリザベス
丈夫でよく増えます。12月の下旬には開花します。花で株が覆われるほどの多花性です。
花径 約4cm
 
 スプリングチャーム・イエローアイ
オキザリスの中では、大輪で、丈夫でよく増えます。12月の下旬には開花します。花で株が覆われるほどの多花性です。
花径 約5cm 


球根
 
  ストロベリー
 クリーム


花径 約4cm
   
 ハバ
やや栽培しにくい
     
  アプリコット クリーム

花径3.5cm 
開花
   
 ハイオレンジ
花径3.5cm

寒さにやや弱いですが、地植えすれば、霜が当っても平気です。
   
 フレイム
花径 約4cm
エリザベスに似ています。花型や花色は、エリザベスが良いですが、薄日でも花が開きます。
 
 
 ダマスクローズ
花径 4cm

花弁が細いですが、薄日でも花が開きます。
   
 シスト
     
       
Oxalis Obtusa Raspberry ラズベリー      
       

 フラバの仲間
葉が大きく開花が早いので、8月に植えつけます。オキザリスの中では球根が大きいので、掘りあげは楽です。   
  フラバ      
 バルマ・孔雀の舞

10〜11月頃花を咲かせます。花は、少な目です。
花が終わった後に葉が増えて孔雀が羽を広げたようになります。
     
1月の様子
       
 

       
       
フェルグソニアエ
多肉植物のオキザリスです。 
茎が1本出て地上で葉が分岐します。
寒さには、やや弱いので霜には当てない方が無難です。
球根が大きくないと花がさきません。

12月〜1月頃花を咲かせます
イナエカリス
 多肉植物のオキザリスです。
球根がかなり小さいので取扱いに注意します
むかごの発芽率も良いので増やすの簡単です。
 
2月〜3月頃開花
 
 ビフカタ・ホワイトoxalis bifurcata wite
他のオキザリスと違って15cmくらいの茎が伸びて葉を付けます。芽が出るのが早いので8月下旬から9月上旬に植えつけます
 






カタバミ科カタバミ属 原産地 

開花時期 早いものは、11月〜3月の冬咲き系と4月〜10月の夏咲き系がある 
花の大きさ 2〜5cm
草丈 10〜20cm
 用途  花壇、鉢物
 
栽培・育て方
 非常に丈夫で放任栽培でも増えて行きます。
場所 日当たり良い場所。

水遣り

やや少なめ
繁殖

 普通球根で増やします.

植え付け

秋咲の品種は7〜8月に夏咲の品種は3月に植えつけますが、葉が一年中あって休眠しない種類もあります。鉢植の場合は、球根と3つ分の間隔、で球根の高さの2倍の深さに植えます。用土は一般的な用土を使います。庭植の場合には、球根2つ分の間隔で、球根の高さの2倍の深さに植えます。庭植えにすると、球根を掘り上げるときに分からなくなる可能性があるので、ざる等に植えて花壇にざるを埋める方が、球根の管理が楽になります。

肥料

 肥料は、植え付け時に燐酸分の多い骨粉や鶏糞や緩効性の化成肥料を元肥料として与えれば、後は与えなくても構いません。なお、鉢植えにする場合の元肥は、鶏糞は与えない方が無難です。鶏糞を元肥としてやる場合には、球根から10cm以上離しておきます。

 病害虫

病害虫は、少ない方です。春にアブラムシが付くことがありますので、芽が出たらオルトラン粒剤を散布しましょう


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