朝顔  (アサガオ)                          なおの趣味の園芸

私の子供の頃は小学校1年生の時には、アサガオの観察をするのが決まりでした。今でも学習教材として小学校の低学年に栽培させているところは多いのではないでしょうか。小学生にでも育てられるアサガオですが、朝顔市に出ているような立派なアサガオを育てるのは難しいものです。
朝顔は、平安時代に種を薬用(下剤や利尿剤)として伝来し江戸時代に園芸植物として栄えました。江戸時代には、今では絶滅してしまった珍しい花があったそうです。秋の七草に出てくるアサガオは、桔梗の花のことだそうです。
ヒルガオ科イポメア属 原産地:東南アジア
 大輪朝顔 大輪のアサガオは、州浜ともよばれ、曜の数が6〜9ほどあります。双葉の形も違うので芽が出たら区別が付きます。本葉の形もトンボ葉なので中輪のアサガオと区別は簡単です。

木立性朝顔

蔓があまり伸びない朝顔です。サンスマイルとかキャロルなどの品種があります。
西洋朝顔 ヘブンリーブルーという青花とスカーレットオハラという赤花が有名です。葉はサツマイモ芋の葉みたいなハート型です。多花性で一つの葉に5つくらいの蕾が付きます。
 宿根朝顔 オーシャンブルーやイリオモテ朝顔と言う名前でホームセンターなどで販売されています。青い色の中輪の朝顔です。普通の朝顔と違って根が残って春になると芽がでます。生育強健で私が知っている限り一番栽培しやすい種類です。多花性で一つの葉に5つくらいの蕾が付きます。また、花持ちも良く、昼ぐらいまで咲いています。晩秋には夕方まで咲いています。開花期も6月から11月と長く初心者向きの品種です。
 ミニ朝顔  紅ちどり、つばめ朝顔言う名前で販売されています。小輪の蔓があまりまきつかない種類です。
 曜白朝顔  朝顔の花の曜の部分が白い朝顔です。
 変化咲朝顔  桔梗咲朝顔などが一部市販されていますが、戦前に出来た牡丹咲などは市販されていません。遺伝子的に不稔性が多く種が出来ないためヘテロの親木の種を確保しておく必要がありますが、変化咲の朝顔は、ホモでなければ出現しないので変化咲きの花が咲く率は低いそうです。
 
栽培・育て方
 
場所 日当たりの良い場所に植えます。

水遣り

繁殖
種まき

種蒔きは、5月の連休頃が適期です。短日性植物ですので、3月に保温して種を蒔くと、苗が小さい内から、5月頃花を付けます。
種は種皮が硬いので吸水しにくいので、爪切りやカッターで種皮に傷を付けてから一晩水に付け膨れた種のみをポリポットに蒔きます。種を蒔くときに、へそ(胚)の部分を上に向けて種を蒔くと、皮被りの双葉になるのを防げます。本葉が2枚くらい出たら鉢や花壇に定植します。
植え付け 有機質を多めに入れた用土に植えつけます。定植するときに緩効性の肥料を元肥として入れておきます。
肥料 開花期間が長いので、ハイポネックスなどの水肥を1週間に1回ほど潅水代わりにやります。

病害虫

定植するときに、オルトラン粒剤を入れて置きます。

アサガオの詳しい情報は、九州大学のホームページに記載されています

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