なおの趣味の園芸
リトープスLithops
コノフィツムと並ぶ、冬生育型のメセン類の代表格です。
ハマミズナ科の植物全体のことをメセン類といいます
2023年3月27日
脱皮して分頭した様子


科属 ハマミズナ科 / リトープス属 原産地: アフリカ南部  和名:石ころ菊
   
 
栽培・育て方
 多肉植物は、夏に生育するものが多く、冬には、水を控えますが、リトープスやコノフィツムは、冬に生育し、夏に休眠します。冬に水を多めにやり、夏は断水するか水を控えます。
2月〜5月頃年に1回脱皮をして新しい株になります。株が大きくなれば、2年に1回脱皮の際分頭し、株が増えます。
場所 日当たりの良い雨の当たらない場所に置きます。
夏の休眠期に断水する場合には、半日陰に置きます。
多肉植物の中では寒さに比較的強く、品種にもよりますが、マイナス5℃くらいまで耐えますが、できれば、氷点下にならない場所に置いた方が無難です。
私は、無加温のガラス室で栽培しています。夏場にも遮光はしていません。
植え付け 9月の彼岸頃が適期です。
排水の良い砂壌土で、私は、ボラ土の細粒4:赤玉小粒2:燻炭1:バーク堆肥1の配合で育てています。用土の配合は一例であって、気分により配合を変えることもあります。水をかけるとスーッと水が抜ける排水の良い用土にすることが大事です。少量栽培する人は、市販のサボテンの土や多肉植物の土を使うのが手っ取り早いでしょう。土が湿っていると根を痛めることが多いので植替え前後1週間は、水を控えます。
鉢を大きくする場合には、土を崩さずに植え替えますが、同じ大きさの鉢に植え替える場合で根がびっしり張っている場合には、根をハサミで3cmくらいの濾して切り落としてから新しい用土に植え替えます。
繁殖
種まき

挿木
通常、株分けで増やしますが、種子を播いて増やすこともできます。
リトープスは、自家不結実性の品種が多いので、複数の品種を栽培します。開花時期が違えば交配できないので5品種ほど一緒に栽培すると交配できます。3月頃になり種が成熟し鞘が乾燥したら種を取り出し、乾燥した場所で保管します。種は非常に小さいので取扱いに注意します。
一般に実生苗で流通することが多いので、同じ品種でも個体差がある場合が多い。種子は小さいので細かい砂に10月頃播きます
肥料 肥料は、あまり必要ありません。普通の草花の1/10〜1/4ほどの量を与えます。
植え付けるときにマグァンプKなどの緩効性肥料を少量用土に混ぜておきます
水遣り

6月〜8月の休眠期は、1か月に1回ほど、9月〜12月の上旬までは、10日に1回ほど、真冬の寒い時期は20日に1回ほど3月中旬から5月は、10日に1回ほど潅水します。用土が細かいほど、鉢が大きいほど潅水の間隔はあけるようにします。
水をやるときは、如雨露で頭からたっぷりやります。

病害虫

私は、リトープスには、農薬を散布したことがありません。
ナメクジの食害はありましたので、
2月24日撮影
2023年2月24日
2023年3月28日
普段はほどんど生育しないが、脱皮時期になると1ヶ月少しでもかなり変化がみられる
2023年4月22日
ほぼ、脱皮終了
用土と同色系で目立たないので、燻炭を敷いてみた。
2023年5月18日
前回の写真と比べ株が大きくなっているのがわかる
2023年6月17日
前回の写真と比べ株が大きくなっているのがわかる。脱皮後に急速に大きくなるようだ

2023年8月

2024年2月


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