つるうめもどき (蔓梅擬) ニキキギ科 つるうめもどき属

名前の通り蔓で、梅モドキによく似ています。。梅モドキは、モチノキ科なので関係ありませんが葉の形などは似ています。雌雄異株で、5月頃目立たない小さな花を付け、11月頃黄色い莢が裂けて赤い実が顔を見せます。実の鑑賞期間が長いので、正月の切花などにも使われます。性質強健で、環境が良いと、1年間で3m近く伸びることもあります。つる性ですので、余り太くなりません。本格的な盆栽には仕立てにくく、ほとんどが半懸崖や模様木が多く、直幹は、ほとんどありません。 

置き場所

日が当り風通しの良い場所

潅水

普通に潅水する。

用土 赤玉土が主体。私は、赤玉土とボラ土と腐葉土を2:2:1の割合で使っている
繁殖 実生・根伏せ・挿し木。種蒔きは、3月入ってから一晩水に漬けてから種をまきます。発芽率がよくたくさん苗ができます。種を蒔いてから3年くらいで実がなるようになります。根伏せや挿し木の活着率もよく繁殖は容易です。
芽摘み 幹が太りにくいので、芽摘みはせず、新芽をなるべく伸ばし、幹を太らせるようにします。剪定は落葉期に、2芽残し切ります。
害虫 特にないが、イラガが付くことがある。イラガが付いたときは、スミチオンなどを散布する。
枝の先に花芽ができるので秋の剪定のとき花芽を切り取らないように注意する。
雄花がないと実がなりません。

年間の作業

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
    植替                      
      肥料   肥料   肥料   肥料        
    剪定       剪定         剪定  
  挿し木 種蒔き 交配              
  針金掛け     針金掛け       針金掛け    

 


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