さつきの盆栽仕立て | |||
新木とは | |||
山の光a | 山の光b | 翠扇 | 暁天 |
新日光 | 旭の光 | 栄冠 | |
さつきの盆栽仕立ての基本 さつきの場合は、黒松みたいに大木になりません。こういう樹種は、上の枝より下の枝が強くなる性質があります。それで、挿し芽をしてから最初の3年で、目的の高さまで伸ばします。模様木にする場合には、完成予定の高さの1.2〜1.4倍くらいの苗にする必要があります。1メートル超える高さに仕上げるには、苗の管理に特別な方法で栽培しますので、本数が少ない場合には、長尺苗を買った方が早いでしょう。 |
さつきは、株元から芽が出やすく手を入れないと株立ちになりやすいものですが、根元から出る芽を完全に取り除くと、根元が細い立ち上がりの悪い苗になります。根元がある程度太るまでは、株元の芽を完全には取り除かずある程度残し、株元の太りを促進します。 また、さつきの芽は1箇所からたくさんでますので、そういう場合には芽を減らし1箇所に芽が集中しないようにします。そうしないと芽が多い個所の幹が太くなりコブ状になり、見苦しくなります。 さつきは、通し接ぎが簡単に出来ますので、枝は後からいくらでも作ることができるので、幹筋と立ち上がり、根張りを良くすることに重点を置き幹を太らせます。 |
竹巻苗 挿し木3年苗を竹に巻きつけた状態で売ってある。芽が均等にたくさんある苗を選ぶと枝の配置がしやすい。幹に曲線がついているので、模様木に仕立てやすい。花は少ししか付いていないが花もその品種の特徴的は花が咲くか確認する。1本1000円程度から この品種は「麗子」新品種なので2500円した。 |
針金かけ後 w |
鉢植えの場合は、やや大きめの駄音鉢など植え、目標の高さになったなら、針金を掛け幹模様をつけてから、幹を太らすことに重点を置いてください。1箇所から何本も出ている枝は取り去りますが、後は、完成予定の2〜3倍ほどの枝を残します。枝や葉を多く付けないと幹は太りません。皐月の場合は枝が簡単に接げるので、幹が目標の太さになってから枝の整理をします。
剪定前 |
剪定後 |
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H氏の剪定後 |
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